みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

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GWに京都でお会いした土方歳三はまり役の、あの栗塚旭(くりづか
 あさひ)さんのお話です。

幼い頃から運動神経が皆無で立ち回りには苦労したそうです。
殺陣師があまり動かなくていい殺陣をつけてくれたそうです。
土方役がついてまわり、その後仕事が限定され苦労したようです。
不器用なとこと、雰囲気もどこか大友柳太朗さんと似てます。

しゃべりながら色紙にサインしていて、平成と書くところを
昭和と書いてしまい、色紙を一枚パーにされておられました。
こういうところが、また憎めないお人柄です。

高校時代、ピアノを習いにいって、教師に「あなたには楽器
は無理だから声楽にしなさい」と云われたそうです。

またO脚をなおすためにバレーを習い、O脚は見事に直ったの
ですが、オカマ歩きになってしまい土方やる時に、監督に
随分と注意されたそうです。

根が明るいものですから、土方役がついた時には普段から監督に
「笑うな・しゃべるな」とうるさく注意され、役になりきることに
専念させられたそうです。

はじめて土方役がついた時のギャラがなんとたったの2万円だった
そうです。ちなみにそのころ(昭和40年)の「新選組血風録」の
制作費は1本200万円だったそうです。
大川橋蔵さんはすでに平次で一本200万円取っていたそうです。
監督が「俺たちは橋蔵さんのギャラと同じ制作費で映画撮ってる
んやでえ」とぼやいていたそうです。
 

いろいろとお話をお聞きしますと、栗塚・土方の魅力が更に
増してきます。以下、「燃えよ 剣」放送予定です。

NHK BS 13日放送 18時~「燃えよ剣」

京都文化博物館では、5月27日(木)29日(土)です。

『燃えよ剣』 1966年松竹(90分・モノクロ)

       監督:市村泰一
       出演:栗塚旭、和崎俊哉、石倉英彦、内田良平

では、またです。

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