日本経済新聞・日曜版の「日記をのぞく」コーナーに、
タウンゼント・ハリスの「日本滞在記」が連載されています。米国人・ハリスが、長い船旅を経て日本に着いたのは、今から150年前だった。
貿易を通じて日本を国際舞台にデビューさせた功労者。
だが、先に来日したペリーほど有名ではない。エリート軍人のペリーと違って、ニューヨークの貧しい家に生まれ、中学
を出ただけで働きながら学んだ。貿易商になり、各国を巡り歩き、商売
が傾き、大統領に陳情して、この大役を任された。ペリーとは日米和親条約を、このハリスとは通商条約を結ぶことになる。
74歳の生涯を独身で通し、読書家で教養人、きまじめで優しかった。
この「日本滞在記」には随所に鋭い観察眼が光り、案外ユーモラスだ。
日本上陸を目前にした日記には、自らを日本における「文明国からの
最初の公認された代理人となるであろう」と高々と宣言している。ところが、ハリスに次々と難題がふりかかる。
続きが楽しそうです、お楽しみに、お待ち下さい。
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