みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

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Monthly Archives: 3月 2007

ずいずいずっころばし
昔から何気なく歌っていた童謡、どういう
意味の内容か、、分かりますか。

茶壷というのは、将軍御用達の茶壷行列のこと。
将軍に献上される品に対しても、あたかも将軍
その人であるかのような作法が求められ、たとえ
大名といえども、道を譲って駕籠から降りねば
ならず、庶民は後難を恐れて家の戸をビシャと閉め、
通過するのをひたすら待った。

ずいずいずっころばしごまみそずい
    ちゃつぼにおわれてとっぴんしゃん
    ぬけたらどんどこしょ
    たわらのねずみがこめくってちゅう
    ちゅうちゅうちゅう
    おっとさんがよんでもおっかさんがよんでも
    いきっこなしよ
    いどのまわりでおちゃわんかいたのだれ

ごまみそ=ごますり接待のこと
トッピンシャン=家の戸を閉める音
抜けたら=通り抜けたら
ドンドコショ=安心して大騒ぎ
ねずみ=役人の例え
ずいずい=どんどん 
ずっころばし=すっ転ろばし 
ゴマみそずい=ごますり接待 
米食って=私たちが汗水流して作り上げた米を取り上げて
チュウチュウチュウチュウ=(役人たちを小ばかにしている)
井戸のまわりで=井戸は罪を背負ったときの身投げの場所でもあった