みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

月別アーカイブ

Monthly Archives: 4月 2008

鞆の浦に行って来ました。

ここは、幕末好きの方なら、坂本龍馬の史跡がある

ことで有名です。

1867年、4月、長崎より武器・商品を積んで運行していた

「いろは丸」

鞆の浦沖合いで、紀州船と衝突。

そのいろは丸の足跡の資料館「いろは丸展示館」、

その時の日本初の海事裁判が行なわれた「龍馬交渉跡」、

「龍馬宿泊場所」、朝鮮通信使の迎賓館だった「対潮楼」、

七卿落ちの「太田家住宅」、「歴史民族資料館」、と

見所が一杯です。

ちょっとしたテーマパークのような趣もあり、一度、訪れて下さい。

どの町かどを写しても「絵」になる、歴史の港です。

 

 つい先日、伏見の史跡巡りに行きました。

 小雨で、いつも人気の寺田屋には数人程度、

龍馬通りのお土産屋には、行く度になんとか

龍馬と命名されたお土産品が増えています。

 で、その龍馬、やはり暗殺という言葉が浮かびます。

聞くところによりますと、龍馬の思案する新政府構想に幕府側人物の登用がないと危惧した

彦根藩が、京都見廻組に暗殺を依頼したのではないか、その証拠まで京都で出てきたとのこと。

誰が本当の犯人か、、、?

 明治政府はカスばかり残ったと言われていますが、龍馬が生きていたら、

どう言われたのでしょう。

龍馬がいたら、その明治も変えていたのか。

幕末維新は運命のパズルを見るようで、日本史の中で虹色に輝く宝石だと思えるのです。

その中で、燦然と輝いているのは、龍馬を初めとする「命を絶たれた」無念の志士たちや

戊辰戦争で命を落とし明治を生きられなかった人々たち!  

心から彼らに感謝するのです。

いつも、そんなことを考えながら、往時を偲んで史跡巡りをしています。