みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

月別アーカイブ

運良く上京する機会に恵まれ、上野の

「フェルメール展」を観る事ができました。

各国の収蔵美術館が違うフェルメール

の作品が7点並びます。

これは見逃せなかったのです。

陽光の射し具合、それが違和感なく

画面に広がり、隙がなく緻密な画面

構成、人物の表情・その視線・素材も

分かろうかという服飾の妙、フェルメ

ールの室内に酔えました。

平日なので、スムーズに鑑賞でき、芸術の秋を堪能。

 それから、上野の山を散策。

 高校の修学旅行、西郷さんの銅像の前で友と三時間も話し込んだ懐かしいその場所は、完全に

忘れていて、案内板を見て場所を確かめる。

暫く行くと、彰義隊の墓碑。手を深く合わせ、彼らのことを思い、祈った。

 歩み進めて、浮浪者の沈黙の中、西郷さんはいました。

糸夫人が「こげな人ではなか」と怒ったその像は、今見ても異様な顔付き。

上野にこれほど浮浪者が住み着いて、困ったような表情ですね、西郷さん。

 140年前の希望に燃えた明治政府高官が、今の上野を想像できたかな。

これから日本は、、、、、どう舵を取るのでしょう。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です