みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

月別アーカイブ

京都・島原にある揚屋の「角屋」です。

 

ここ「角屋」は、江戸期の揚屋建築の唯一の遺構として、国の重要文化財に指定されています。西郷、桂、久坂達、そして新撰組の面々、多くの幕末維新の英傑達の利用した貴重な遺構ですね。

 

二階の見学は、要予約です。

 

その二階には、趣のある部屋たちが江戸の空気も漂っているかのように存在していました。

 

有名な「青貝の間」広ささ17畳、異国情緒溢れる一室です。

 

室内は当時のまま。天井は、長年のロウソク煤で真っ黒になっていました。残念ながら洗い落とせないようです。技術者が皆無のため、復元できないとのこと。なんと残念なことでしょう。永遠に不可能なのでしょうか。

 

一階に降りると、新撰組の仕業の刀疵が残されていました。深々と刻まれた歴史の痕跡は、私には140年の時間の隔たりを感じさせません。

 

角屋HP

http://www16.ocn.ne.jp/~sumiyaho/index.html

2 Responses to 島原「角屋」 江戸情緒

  • 「角屋」へは3度ほど訪れたことが有ります。
    二階へも上がらせて貰いました。
    色んな趣向を凝らした部屋は他にもありますが、
    「青貝の間」が一番好きです!
    だけど本当に、天井はまっ黒ですよね(^_^;)

  • コメントをありがとうございます。
    江戸中期の画家・司馬江漢、角屋来訪時の日記で、座敷に数十の蝋燭を灯し、
    昼のごとく明るくして使用していたことが知られています。
    ということは、人間もススで黒くなっていたのでは?
    想像すると面白いですよね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です