みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

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Monthly Archives: 6月 2009

読書は食事と同じぐらい重要ですね。

横浜開港150周年特集の「東京人」、珍しい写真も掲載されて、横浜の魅力が満載です。

お馴染み、「週刊 司馬遼太郎」、戦国から幕末とテーマも幅広く歴史好きには堪りません。

そして、星亮一先生の最新刊、「謀略の幕末史」副題が、幕府崩壊の真犯人、今回は、どんな謎解きをして頂けるのでしょう。黄色と黒の斬新なデザイン、中身を現しているような、心時めくカバー表紙です。

感想はまた後ほど。

画像は、桂浜です。最初、来た時、夏の暑い日で、きっと、海水浴の歓声が響き渡っているだろうと期待していたら、人っ子一人泳いでいない静寂そのものの海で、びっくりしました。浅瀬から急に深くなっていて、遊泳禁止とのこと。地球の丸みを感じさせてくれる桂浜、それだけでもありがたい浜辺ですね。

龍馬関係の本を手当たりしだいに読んでいくと、やはり、龍馬が育った高知へと、みなさん、心は向かうものです。龍馬記念館に辿り着くと、そこには全国から集ったたくさんのバイクが並んでいたのが思い出されます。東北ナンバーもあったので、よくぞ、と感動すら覚えました。館内は、そんな熱烈なファンの期待に答える充分な展示がしてあります。

帰りのバスの中、大切そうに財布から龍馬のテレカを出して、じっと見つめて、また宝物のように仕舞いこむ青年がいました。それを私は微笑ましく見ていました。

 

龍馬の魅力に接した、そんな気がしました。

 

作品数が多い作家が好きでした。一冊目で、
その作家の世界に浸れたら、とことん読み
進めていくのです。でも、分厚い本が多く、
巻がやたら多いので、司馬遼太郎だけは
食わず嫌いでした。

松本清張をすべて読み尽くして、ぼんや
りしていたら、父の書棚に今東光の「お
吟さま」を見つけました。東光の代表作
だけあって素晴らしい作品でした。
時代小説の面白さに開眼しました。

たまたま、行き着けの古本屋で、「竜馬
がゆく」の全巻が特別に安く出され
ていました。書き込みがあったからです。
触手が動きました。食事も忘れ、のめり
込む様に読み上げました。

それが龍馬との出会いです。

同じ頃、星亮一先生の「ジョン万次郎」
とも出会い、幕末という時代にはまり込みました。

(画像は、二人が見上げたであろう高知城です)