みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

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Monthly Archives: 11月 2009

坂本龍馬のカリスマ性、日本史にこれほどの人物はいない。もとはといえば、いたって平凡な人物、幕末の荒波にもまれて日本史のヒーローとなる。討幕・佐幕派ファンの両方からも絶大な支持がある。

戊辰戦争の会津藩は粘り強く闘い、犠牲者は二千七百人を越えたという。
その戦いの中で、戊辰戦争時の土佐藩と会津藩には数奇な繋がりのあることを知った。
この本は、龍馬亡き後の戊辰戦争の道程をきめ細やかに追い、会津と土佐の関係を感動的に解説している。

龍馬の構想は、幕府が政権を朝廷に奉還し、幕府や会津も含めて新たな政権を作ることであった。しかし、鳥羽伏見の戦いが勃発してしまう。平和思想の持ち主である龍馬、薩長同盟が討幕に発展してしまうとはさぞかし悔しいでしょう。

龍馬が生きていたら、あの残酷な会津戦争など黙認できるはずがない。龍馬が生きてくれていたら、会津の不幸は防げたに違いない。明治政府の長州閥による会津への排斥もなかったでしょう。龍馬と会津の山川浩との素晴らしい友情も芽生えたでしょうに。
薩摩と長州という雄藩に隠れて、土佐と会津の確かな結びつきを本書で知ることができました。

 
本書は簡潔で的確に史実を紹介しています。思わず頷いてしまうような文章の巧みさが随所に光っていました。
人名解説が巻末にあり便利に活用させてもらいました。
龍馬の素晴らしさを認識できた一冊でした。

 

龍馬の精神、函館に 記念館がオープン (11/15 14:31、11/16 06:58 更新)
 龍馬直筆の手紙などが展示されている北海道坂本龍馬記念館
 【函館】幕末の志士、坂本龍馬の足跡を伝える北海道坂本龍馬記念館が15日、函館市末広町8に開館した。

 NPO法人北海道坂本龍馬記念館実行委員会(三輪貞治理事長)が、龍馬が本道開拓の夢を持っていたことや、親族が函館に住んでいた縁から、道内外から集めた寄付などで開設した。龍馬が薩長同盟成立の直前に親族あてに書いたとされる直筆の手紙や、勝海舟や西郷隆盛の書など約100点を展示している。龍馬の記念館は高知市に次ぎ2館目。

 11月15日は龍馬の誕生日と命日。坂本家9代目当主の坂本登さん(72)=東京都=は「若者に龍馬の精神を伝える場になってほしい」と話していた。

 入場料は一般300円、高校・大学生200円、小中生100円。月曜休館。問い合わせは同館(電)0138・24・1115へ。

ご存知、新撰組鬼の副長・土方歳三!

実は私、司馬遼太郎は、「燃えよ 剣」ではまりました。小さい頃、栗塚旭のテレビ・シリーズの新撰組三部作は見ていましたが小説の面白さは、また格別でしたね。

読み終えて、一万円札を握り本屋に走りました。「龍馬がゆく」「花神」「翔ぶが如く」、、棚にあった物はすべて買い込みました。

ご子孫は土方の兄隼人喜六より六代目、土方歳三資料館副館長の土方愛さん。

一番に目が行ったのは、口元がそっくり、目は歳三よりパッチリ過ぎるかな。雰囲気は確かに似ていますね。

歳三のファンには、会社の副社長の方が多いとか。今なお、多くの方からご指支持を受けているのは、歳三が自分自身の「生き様」という無形の価値を、その生涯において残したのではないかと思います、とのこと。

この国のためを思って生きた「志士の一人である」歳三が、私達に残してくれたものを、これからも愛情を持って後世に伝えていければと考えておられるそうです。

 

明日放送の、NHK「鶴瓶の家族に乾杯」に、山田方谷の故郷・岡山県高梁市が出て来ます。 ゲストは、高橋英樹さんです。
 http://www.nhk.or.jp/kanpai/
11月2日(月)午後8時00分~8時45分 (前編)
11月9日(月)午後8時00分~8時45分 (後編)

どちらかの回に、叔母が出て来ます。
ベンガラ染めをしている所に高橋英樹さんが来られたそうです。
先日、電話があり、知らせてもらいました。
長尾といいます。
一番の長老ですから分かると思います。
山田方谷の故郷、是非、ご覧ください。

映画の「男はつらいよ」のロケにも数回出て来ました。
河井継之助も、安政六年(一八五九)七月、方谷に入門。
そして、別れを告げた見返りの榎、何度も頭を下げ、
長岡へと旅立って行った、、、その榎もまだあります。
番組に方谷関係が出てきてくれたらと思っています。