みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

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三条「酢屋」に初めて行ったのは、十年以上前のことです。
当時は、大繁華街の裏筋にありながらも、享保6(1721)年創業の老舗、前をうろつくことも襟を正して通り過ぎないといけないような立派な店構えをしていました。

今でも、当時と変らず格式のある材木商として営業されておられます。龍馬ゆかりの建物が現在も残っているのは大変珍しいことです。

つい先日久々に訪ねました。この人だかりです。観光スポットとして注目を集めています。大河ドラマの影響はさすが大きいですね。
あの頃は、もちろん、これほどまで注目はされていませんでした。
高瀬川の川沿いも、今年からは一変していくことでしょう。
人々の立つ道路端には、当時は材木が並べられていました。
酢屋のすぐ前まで高瀬川の運河が流れていました。
建物は、骨組みが残されていたのを、今回、二階天井部分を剥がして屋根裏が見えるようにしたそうです。この屋根裏の空間を龍馬の大声がこだましていたのでしょう。
龍馬がピストルの試し打ちを行ったとされる出格子のある方向に、すずりと筆を置いた机を配し、「龍馬の部屋」を再現しているそうです。二階もギャラリーでしたが、龍馬コーナーができているそうで、これはもう、早く見学をさせてもらわないと・・。

「酢屋」
高瀬川の木材独占輸送権を得て運送業も行っていた6代目、酢屋嘉兵衛が幕末、取引先の土佐藩で知り合った龍馬と意気投合し、酢屋の2階でかくまったとされる。
 龍馬は、ここに海援隊京都本部を置き、隊士らとともに寝泊まりしていた。
 建物2階には、龍馬に関する史料も展示されており、早くも大勢の龍馬ファンが訪れている。

4 Responses to 三条「酢屋」

  • 凄い人がいっぱいですね…!
    恐るべし、大河!!
    酢屋の前はよく通りますが、
    一度も入ったことありません(苦笑)
    私もこの機会に見学してみたいです♪

  • まーさん
    こんにちは、コメントをありがとうございます。
    私は二度ほど入りました。
    二階はギャラリーでして、やはり龍馬関係の
    飾り付けなどしておられましたが、今回は
    龍馬の部屋らしく更に造り直されたようで、
    必見ですね。

  • 御本の装丁を上の記事で見せて頂きました。
    御出版、おめでとうございます!
    ところで、「酢屋」の前、ものすごい人だかりですね~!
    私は以前、二階に上がった事が有りますが、船の模型などが展示されてました。
    今は「龍馬コーナー」というのが新しく出来ているんですね?
    是非、行ってみたいです!

  • あさぎさま
    ありがとうございます。
    松下隊長も書かれておられます。
    是非、お読みください。
    「酢屋」、またご一緒しましょう!!

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