みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

月別アーカイブ

Monthly Archives: 3月 2010

今評判のNHKの「龍馬伝」についてお話します。

NHKさん、撮影にも工夫を凝らしたとのことで、映画館で見るのに似せた映像だそうです。その方がリアルに感じるようで、登場する岩崎弥太郎も迫力があって、大河史上かつてないほど汚い風情ですが何となく愛嬌があります。

映画のフイルムは一秒間に二十四コマ(映像が1秒間に24回点滅)ですが、この龍馬伝もコマ数を同じにして、映画館で見る時とよく似た感じの映像になっています。NHKも凝ったことをするものです。

ハイビジョンだから隅々まで明るく、きれいですね。まぶしいほど光が当たるところもあれば、濃く影が落ちているところもありますがよく映せています。屋外撮影を多く取り入れ、扇風機で風を起こしたり、スモークを炊いたりして、空気感を生みだしているようですね。これらの要素が「映画っぽい」印象を与えているようですよ。

今までの大河ではドラマでは見たことがないリアルな映像を楽しめています。

ちなみに、使い古しの感じをだすために、撮影前にコーンスターチを出演者全員の衣服に振りかけているそうです。
 岩崎弥太郎役の香川照之さんは、歯はメーク用の塗料で黒く塗り、着物はもともと古いものを、さらに破ったり汚くして、汚れレベルも五段階ほど設定して準備しているそうです。
 実際はここまで貧乏ではなかったという説もありますが、どんどん成り上がっていくのを分かりやすく見せるために、全部で十段階ぐらいの扮装が用意されているそうです。

これからの放送も目が離せませんね。