みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

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「龍馬の流儀―幕末を駆け抜けたヒーローの履歴書」 (単行本)   星 亮一 (著) 光人社 1800円+税

 自主独立の精神と行動力、そして人脈を駆使して時代に風穴を開けた龍馬。土
佐の町人郷士に過ぎなかった男は、なぜ幕末のヒーローになれたのだろう
か?彼がいかにして天下一流の人物と対等に渡り合い、いかにして世界に視野を
広げ、い かにして常識にとらわれない柔軟な発想を培ったのか―新生日本の幸
福を全力で追い求めた男が駆け抜けた33年の短くも激しい人生の航跡をたどる。
            まえがきの著者の言葉に「現代の若者よ、龍馬のように飛び跳ねるべし。
            年配の人々も負けてはならない」とあります。イラストも楽しく心躍らせて
            ゆったりと龍馬伝に浸れるお勧めの一冊。

「会津維新銘々伝—歴史の敗者が立ち上がる時」 (単行本)   星 亮一 (著) 河出書房新社 1600円+税

 斗南の地の挙藩流罪となった悲劇の会津明治維新。ある者は開拓に、ある者は
西南戦争に、ある者は新政府に、ある者は反逆者に。敗者も立ち上がった日本近代の実像。
                心に奥深く残る会津の十三人、いずれも潔いその生涯。
                知ってよかったと思わせてくれます。

「徳川家が見た幕末維新」 (文春新書) (新書)  徳川 宗英 (著) 文藝春秋¥ 914

 ペリー来航から十五年で幕府は倒れた。しかし「賊軍」の藩主らは一人も殺さ
れず慶喜は後に公爵に叙せられる。大転換期の決断力とは。徳川家から見ると幕
末維新は一層面白い。
               徳川家の手前みそという感じは拭えませんが、
               264年間続いた名家の内情を知り、楽しく読め
               ました。
  
「その時歴史は動かなかった!?」 (PHP新書) (新書) 鈴木 眞哉 (著) PHP研究所¥ 777

 歴史を動かしたとされる事件や合戦、人物の機略や行動は、じつのところアヤ
シイものばかりなのだ。あなたの“歴史常識”は、はたして大丈夫か?本書を読
めば歴史の見方、とらえ方がよくわかる。
              47の日本史の大事件を明快に遊び心をプラ
              スしての解説が楽しい一冊。

「鳥羽伏見の戦い―幕府の命運を決した四日間 」(中公新書) (新書) 野口 武彦 (著) 中央公論新社 ¥ 903

 「歴史にイフはない」なんて誰が言ったのか―幕府の命運を決した鳥羽伏見の四
日間の戦いは、さまざまな偶然に満ちている。なぜ幕府歩兵隊の銃は装弾してい
なかったか、吹きつける北風は幕府軍にどう影響したのか、そして慶喜の判断は
なぜ揺れ動いたのか―。誰もがその名を知っているけれど、詳しくは知らないこ
の戦いをドキュメンタリータッチでたどる。

「新選組と幕末の京都」 (単行本)  ユニプラン編集部 (編集) ¥ 1,300
こんな史跡を知っていますか?新選組と幕末の京都を探索する最強の『歩く』ガイド!

             唸ってしまうほどの隙のない充実した京都の史跡め
             ぐり本です。薄いのでバッグにも入ります。必需品となりそう。

4 Responses to 今日も読んでる幕末本、2010年4月

  • 興味深い本がたくさんですね!
    >「その時歴史は動かなかった!?」
    特にこの本が気になります。

  • あさぎさま
    お疲れのところ、コメントをありがとうございます。
    「その時、歴史はうごかなかった!」
    確かに面白かったですよ。
    オムニバス形式ですので、とても読みやすかったですし。
    「徳川家が見た幕末維新」も面白かったですよ。
    星先生の新刊、イラストを見ているだけでも
    楽しめます。

  • みちこさん、こんばんは☆
    幕末の本、こんなにいっぱい
    でてるのですねー!!
    どれも興味深いです。
    それから、ブログを引っ越ししました。
    お手数ですが、アドレスの変更を宜しくお願い致します。
    取り急ぎ、ご報告までに。。

  • 今は、幕末ブームですね。
    とても嬉しいです。
    プログのお引越し、了解しました。

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