みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

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京都新聞に俳優の栗塚旭さんの記事が連載されました。今も、現役の俳優さんで
す。はつらつとしておられます。お会いしてサインも握手もして頂きました。
ご縁があって三回お会いするチャンスがありました。そのお人柄、温かいお話し
ぶりに心が和みます。だからでしょう、新選組・鬼の副長土方のイメージが
狂うんですよね。

 さて、その新聞記事を私の興味がある箇所だけを抜粋してみました。

1965年「新撰組血風録」の主役は品川隆二さんに決まっていたのですが、
突然に降板したため急遽、栗塚さんに代役が回ってきたという—、これは驚き
でした。品川さんも素敵な俳優さんですが、土方の役柄とは少し違うような感じ
がしますね。

司馬遼太郎の許可を頂くため、カツラと衣装を付け、司馬遼太郎夫妻の待つ
料亭へと向かいました。栗塚さんの挨拶も終わらぬうち、奥さまが「まー」とにっ
こりされ、司馬先生とうなずき合う—、良いシーンですね。まるでお芝居のワ
ン・シーンのよう、ご夫妻のご満悦ぶりが目に見えるようです。

沖田総司役の島田順司さん、斎藤一役の左右田一平さん、何れも無名の新人です。
従来の新撰組劇の殻を破ったすごくフレッシュなトリオだったと思います。私は
テレビにかじりついて見ていました。

当時、京都市内には時代劇ロケのできる場所がたくさんありました。
早朝なら三条大橋の上でも撮影ができました。のんびりした時代ですね。今や、
京都の中心部でのロケなど考えられません。

撮影初日は、いきなり「池田屋」で、取り壊しが決まっている祇園のお茶屋
さんを一軒丸ごと借りての撮影です。派手に壊せると、みんな気合が入り、柱に
斬り付ける、手すりや障子がバリバリ壊されていく迫力のある演技でした。真夏
のシーンなのに冬のロケで、吐く息が白く映ったのはご愛嬌でした。すさまじい
斬り合いをリアルに再現できました。

栗塚さんは「ドラマの土方が28歳で当時の私と同年齢、自然体でアカの
ついていない土方を演じられました。素の演技が、土方の新しいイメージを切り
開いたと自負しています。従来なかった女性ファンも付き、視聴率は30%に達
したようです。映画や舞台より、ずっと格下とみなされていたテレビ時代劇が一
瞬、注目されるきっかけを作ったと評価されました。そして、決定的だったのは、
脚本家・結束信二さんとの出会いでありました」とおっしゃっておられます。

4 Responses to 栗塚旭さん、登場 !

  • 昨日はメールを有り難うございました!
    栗塚さんだけでなく、島田さんや左右田さんのお三方は、”結束信二さん”という脚本家さんと大変運命的な出会いをされたんですね。
    しかし、、さすがと言おうか何と言うか、、京都新聞!
    取り上げるネタが良いですよね~♪
    購読しようか?と思ってしまいます(^_^;)

  • あさぎさま
    京都新聞、良いですよね。
    京都に友達がいるので、幕末関係の記事が
    掲載されると切りぬいて送って頂いております。
    ありがたいです。
    こうして、みなさまにお裾分けもできて、
    喜んで頂けますね。
    また、お知らせします。

  • みちこ様
    突然申し訳ございません。
    つい先日、ブログの過去ログへコメントを投稿してしまった者です。(2008年10月3日の記事です)
    インターネットに不慣れで、込み入った内容を記入してしまいました。大変失礼いたしました。
    つきましては、コメントを削除していただきますようお願いいたします。
    また、改めてご相談する機会をいただきたいと思っておりますので、もしよろしければメールでご連絡いただけると幸いです。
    ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願いいたします。

  • >馬場さま
    コメントをありがとうございます。
    過去のコメントは消去致しました。
    私の画像をお気に召して頂きまして
    光栄に存じます。
    ご連絡を致します。

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