みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

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Monthly Archives: 10月 2010

 

皆様、お待たせ致しました。
京都集会の詳細です。

黒谷のお昼の懐石が食べたいというリクエストがありました。
なにせ、15名以上の団体でないと食べられないのです。

● 10月31日(日)、11時に京都駅、いつもの場所に集合。

それからすぐに「金戒光明寺」に向かいます。
いつもは、御所前の「播磨屋ステーション」で軽いランチ
そして、途中で軽食を取っていましたが、今回は、黒谷で懐石料理を取ります。

● 金戒光明寺での昼食「京都守護職膳」!!
人員:15名以上 時間:11:00~14:00
金戒光明寺境内にて食事  2,625円(税・サ込)  (芹澤鍋は付いていないコースです)

「芹鴨鍋(せりかもなべ)」
鴨葱とよくいいますが、江戸時代ではむしろ芹と鴨が相性のいい食べ物として知られていたようで「鍋焼の鴨の芹とは二世の縁」という川柳があります。
芹沢鴨という名前は、相性が棋暴でひねくれていた、彼の遊び心からの変名であったようです。「お鍋」はその謂れに因んだ料理としています。

「豚角煮(ぶたかくに)」
新選組が第二屯所のあった西本願寺で豚を飼い、食用としていたのは有名な話で、最後の屯所不動堂村へ移ってからも引き継がれています。
彼らのエネルギーの源泉は、案外このような料理にあったかも知れません。
当時は比較的濃い味付けの「鍋」に仕立て、供したと伝えられてます。

「壬生菜(みぶな)」
新選組が第一屯所とした壬生村で盛んに栽培されていた京都の伝統野菜のひとつです。

水菜の仲間ですので、前菜や鍋など多様に供される「京野菜」です。

● 昼食の後、「秋の特別公開 京都くろ谷金戒光明寺」 拝観料:大人600円

法然上人八百年遠忌記念につくられた「紫雲の庭」と大方丈、山門に安置された釈迦三尊や十六羅漢が特別公開されます。大方丈では謁見の間や虎の襖絵を観ることができます。
また、御影堂内にある重要文化財の吉備観音・文殊菩薩なども自由にお参りできます。

容保公や新撰組所縁の黒谷、是非、ご一緒しましょう。
http://www.kyokanko.or.jp/momiji2010/index.html

● それから、紅葉には少し早いのですが、「真如堂」まで足を伸ばします。
閑静な境内に、本堂や三重塔、鐘楼堂などが建ち並び、東山(大文字山)を借景にした「涅槃の庭」が拝観できます。こちらは素早く通り抜けです。
http://shin-nyo-do.jp/

● そして、知恩院へ、「秋季非公開文化財特別拝観」拝観料:大人800円

三門楼上内部は仏堂となっており、釈迦牟尼仏像、十六羅漢像(いずれも重要文化財)が安置されているほか、天井や柱、壁などに天女や飛龍が極彩色で描かれていて、荘厳な雰囲気を備えています。
また、七不思議の一つである白木の棺があり、三門を建立した棟梁、五味金右衛門(ごみきんえもん)夫妻の木像が安置されています。
http://www.chion-in.or.jp/topics/tokubetukoukai_aki2010.html

● 三条「酢屋」へ歩きます。二階ギャラリーでは、今年から特別に天井板を外して、幕末当時に龍馬が見たであろう天井裏を見せてくれるので、見学します。ギャラリー龍馬 入場料:500円(中学生以下無料)
http://www.kyoto-suya.co.jp/suya/index.html

● 四条まで史跡を見ながら高瀬川を下り、懇親会会場へ。
懇親会は、いつものお店のHです。
9品 付いた飲み放題です。

先付け、ピリ辛やみつききゅうり、サーモンカルパッチョ、揚げ物2種盛
季節野菜のさっぱり和風サラダ、特製出し巻き、ニラ豚スタミナ炒め
本日のご飯ものor麺類、デザート【飲み放題付】

予約のこともありますので、締切は、27日(水)あたりまで。
では、ご参加をお待ちしております。

 
コメント欄にて、参加のお知らせをくださいね。

次に、「西郷南洲と勝海舟 会見の地」へ。
薩摩藩上屋敷のあった三田にその記念碑があります。
何度も写真では見ていましたが、はじめて来ました。
碑文には『慶応4年3月14日、この地薩摩邸に於いて
西郷・勝両雄会見し、江戸開城の円満解決を図り、
百万の民を戦災より救りたるは、其の功、誠に大なり、
平和を愛する吾、町民深く感銘し、以ってこれを奉賛す。』
と書かれていました。
話題のスカイツリー(電波塔)も見て来ました。完成は2012年、
高さは634メートル、今現在は398メートル、遥か千葉県の流山からでも見
えるそうです。最後は、勝海舟の銅像がある隅田川のほとりへ。アサヒビール吾
妻橋ビルの巨大モニュメントを見学し、親睦会へと向かいました。

今回は、地下鉄を乗り継ぎ、全くの未知の道を歩きました。
初めて江戸に上がった坂本龍馬も思ったでしょう。
 江戸は刺激的な街でした。

赤穂浅野家の屋敷跡に建てられた氷川神社
へ向かい、本殿前で全員集合の記念写真を写しました。
実はこの神社、忠臣蔵と関係が深いのです。
元禄14年(1701)に江戸城松の廊下事件を起こした
赤穂藩藩主・浅野内匠頭長矩の妻、遙泉院の実家であり
内匠頭の切腹後、余生を過ごしたとされる三次藩浅野家
の下屋敷がこの場所にありました。夫も妻も浅野姓ですが、系譜をたどると、どちらも
豊臣五奉行の筆頭、浅野長政にたどりつきます。ご存知の通り、赤穂藩浅野家はお取り
つぶしになりましたが、広島藩の支藩である三次藩浅野家も跡継ぎに恵まれず、
享保5年(1720)に藩自体が断絶となりました。そして、享保15年(1730)、主
がなくなったこの屋敷地に、8代将軍徳川吉宗が社殿を建立して他の土地にあっ
た宮を移し、今の赤坂氷川神社となったのだそうです。境内には浅野家の悲劇を
見つめてきた樹齢300年を超える銀杏の巨木があります。その他、古い社殿、楼
門、なぜか3対も4対も鎮座する狛犬、同居する複数の稲
荷神社、大小多数の鳥居……そこらじゅうに神霊やら妖怪やらが潜んでいそうな
気配がします。都会の喧騒から、一気に時間を超越し不思議な世界に迷い込んで
しまったような感覚が想像力を刺激するのです。