みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

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Monthly Archives: 11月 2010

 

先月10月3日(日)に、横浜史跡巡りをしました。
10時に京浜急行「生麦駅」集合でしたので、前日から 江戸入りしていました。
その前日は、新宿の東郷青児美術館で「ウフィツィ美術館展」を観賞し、 丸の内に出て「三菱一号館美術館」で岩崎家が集めた重文や国宝を 含む古今東西のお宝を見て来ました。

さて、横浜史跡巡りのスタートです。

 
まずは、生麦駅から徒歩で生麦事件跡です。 リチャードソンが斬られた場所の、民間の家の前には説明板がありました。 それから歩き続けて、リチャードソン絶命の地があります。そこには立派な碑が造られています。びっくりした馬ごと、ここまで来たのかと、その長い距離を振り返りました。周りは工場があり、寂しい場所でした。
 
更にテクテクと歩き、 龍馬亡き後、 お龍が西郷さんの紹介で、仲居をしていたという田中屋へ。 そのHPです。今や、格式の高い料亭になっています。
http://www.tanakaya1863.co.jp/groop.htm
 電車で移動して、横浜の山手に登り、当時の(外洋航海用の)水の供給所跡を見学。 きっちりと整備されて、レンガ造りの水槽に綺麗な水が蓄えられ、鯉がたくさん泳いでいました。
息を切らして登った丘の頂上付近に外人墓地がありました。覗いて見てみると「日本初の○○をした人物の墓」という説明がたくさんあるのには、やはり横浜だなと思いました。それから、その前にある「港が見える丘公園」で休憩しました。
ゆっくりした後は、丘を下り、横浜開港記念館に向かいました。
画像は、その中庭です。当時の「たまくすの木」は 震災などにも遭いながら、その地に存在していました。 説明版に描かれている木が、植えられている木の当時の姿です。
 
名門中華料理店で懇親会を行いました。
今回も、また、素晴らしく充実した史跡巡りでした! 
23名のみなさん、お疲れ様でした!
また、ご参加下さいね!(^◇^)

12月5日(日)、12時に天満橋駅に集合します。

 
詳しい行程

大阪城京橋口ー天満八軒屋京屋忠兵衛跡ー天神橋ー大阪天満宮ー
平野屋跡ー岩城升屋跡ー鴻池跡ー南部藩蔵屋敷跡ー鍋島河岸ー
しじみ橋跡ー淀屋橋駅・・・松屋町駅ー石蔵屋跡ー大仙寺ー
生國魂神社ー萬福寺ー口縄坂ー稱念寺ー夕陽丘駅

当時の場所を地図に書き込み、小冊子もコピーしましたよ。

「八軒屋京屋忠兵衛跡」・・新選組の定宿。坂本龍馬の妻、おりょうが独身時代に、京へ帰る際に、京屋を利用したと、明治の回想録で述べています。この宿屋は新選組のみならず、広く幕末史跡になっています。

「平野屋跡」
平野屋五兵衛家は、十人両替の一つに数えられる豪商で、1636年(寛永13年)の開業と伝えられています。1863年(文久3年)4月2日には、新選組が芹沢鴨、近藤勇、新見錦の連名で100両を借りており、この時の金で有名な揃いの隊服をあつらえた様です。

「岩城升屋跡」
文久3年秋、呉服商 岩城枡屋に賊が侵入しました。近藤勇、山南敬助など数名の新選組隊士が討ち取りに・・・。

 「鴻池」
かの有名な鴻池家の跡地。はじめ酒造業であったが、1656年に両替商に転じて事業を拡大、同族とともに鴻池財閥を形成した。

「南部藩蔵屋敷跡」
鳥羽伏見の戦いで負傷した吉村貫一郎が、南部藩に帰参を願って、、「壬生義士伝」のシーンが思い出されます。
南部藩蔵屋敷跡のカフェで、吉村を偲んで、お茶します。

「鍋島河岸」
肥前鍋島藩の向かい、大川べりに鍋島河岸があります。今でも、川岸に降りることができます。江戸時代は夕涼みの名所でありました。

「しじみ橋」
芹沢鴨、沖田総司、斉藤一らと大阪相撲の力士たちが、狭い道を譲る譲らないの 押し問答の末乱闘をおこし、力士の熊川を斬った事件が起きた場所。

「石蔵屋跡」
ぜんざいや事件で有名ですね。

「生國魂神社」
生國魂神社は、「難波大社(なにわのおおやしろ)」の尊称をもって広く朝野の信仰を集め、明治には官幣に列せられるなど、国土の守護神、そして大阪の総鎮守として崇敬されている神社です。

「萬福寺」、新選組の屯所。

「稱念寺」
陸奥宗光、小松帯刀の墓所跡がありました。今は、地元に移されましたが
最近、碑が建ちました。

だいたい5時あたりに終了して後は天王寺に出て親睦会をします。
今月末の締め切りとします。
ご参加をお待ちしております。

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尚、10月31日の京都集会は台風14号のため中止になり、
参加希望の皆様には大変申し訳ありませんでした。
延期ということで、来春にでもまた計画します。

台風14号のため、京都集会は延期になりました。

参加希望の皆さん、来春までお待ちくださいね。

 さて、読書の秋!

市民グラフ ヨコハマ

 先日、横浜史跡巡りに行った時、地元の友達も参加してくれたのですが、帰ってから、わざわざ 送ってくれた一冊です。25年前に横浜市が発行した貴重な雑誌です。明治時代の横浜洋館図鑑の復刻版、丁寧な銅版画で味わいがあります。

異国人の見た幕末・明治 JAPAN

 横浜に史跡巡りに行くので、当時の日本を見たくて注文しました。生麦事件の当時の風景と、 現在の住宅密集地、140年の時空旅行を楽しんでいます。珍しい写真も満載で、楽しめます。

会津藩 斗南へ

 星亮一・著、今月、この下北に旅行します。そのための再読です。現地の過酷な自然をしっかり と体験して来ます。

徳川秀忠とお江

 星亮一・著、来年の大河、、、その前に予習しないと!

戊辰戦争 裏切りの明治維新

 星亮一・著、大ベスト・セラーです。

変わる中国、変わらぬ中国

 佐藤竜一・著、とかく、評判が悪い中国ですが、個人の目で見た中国って、どうなんでしょうか。 興味を惹かれる目次が並びます。ぎょうざの思い出、日本鬼子、天安門事件の影、美人局、、、毎日、少しずつ、楽しみながら読んでいます。