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ビッグニュースですね。
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坂本竜馬が襲撃された寺田屋事件の舞台として知られる京都・伏見の宿「寺田屋」のおかみで、竜馬ら幕末の志士を支援した「お登勢」の生家を記録した文書が大津市で見つかった。大津市歴史博物館の樋爪修館長は「生家を確定できる意義ある資料だ」としている。
見つかったのは1847年の宗門人別改帳。お登勢は、現在の大津市中央1丁目に当たる丸屋町の宿「升屋」を経営した重助の次女で、当時18歳と記され、4人のきょうだいがいたことも分かった。
発見した東京都の歴史研究家、あさくらゆうさんによると、お登勢は寺田屋に嫁いだ後、主人、伊助を助けて宿を切り盛りしたことが知られているが、生家の位置や家族の状況は詳しく分からなかった。
あさくらさんは重助が大津で訴訟関係者の泊まる「公事宿」を経営していたことから、裁判所の役割を持っていた代官所周辺の宿を調べた結果、丸屋町にたどり着いた。
寺田屋事件は、1866年に竜馬が伏見奉行に襲撃された事件。ほかに薩摩藩士が襲われた62年の事件もある。
竜馬を顕彰する京都龍馬会の赤尾博章理事長は「すごい資料が出てきた。京都・伏見と連携した町おこしにつながるのでは」と話している。〔共同〕