みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

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 大阪市天王寺区餌差町にある真田幸村ゆかりの寺・心眼寺に、「京都見廻組 桂早之助 渡辺吉太郎 墓所 当山」の石碑が建立されました。その除幕式に参加させて頂きました。これはもう、貴重な体験です。辿り着くと門の左手に白い幕で覆われた碑がありました。胸が高まります。十数年前に桂の墓を無縁仏の墓碑が集められた中にあった(歴史研究家の故西尾秋風により発見)のを見学していますから、大感激です。


 

 京都見廻組とは、やはり龍馬暗殺が有名ですね。近江屋にて隊士7名で龍馬たちを殺害したという刑部省の記録が、明治3年、元見廻組隊士・今井信郎により残されています。また、今井は函館戦争中にも、大鳥圭介にこのことを話しています。更に、元見廻組隊士・渡部篤が遺言で龍馬暗殺を告白しています。犯行は見廻組で、そして、命じた黒幕が誰か気になるところですね。会津藩士・手代木直右衛門(見廻組与頭・佐々木只三郎の実兄)が、そのことについて、彦根藩金奉行・石黒伝右衛門に宛てた書状や、遺言が残されていますから、黒幕は手代木に聞けばわかるのでしょう。


 石碑は、現在、顕彰された最も新しい幕末史跡になります。京都見廻組の石碑は他に無く、これが唯一の物です。


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