みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

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Monthly Archives: 2月 2019

●「クライテリオン」啓文社書房、3月号、バブル崩壊し、経済失調から自信喪失した日本、冷戦終了の世界の動きと連動した平成の三十年、考えさせられました。執筆陣も多彩で楽しめます。
●「キャッシュレス覇権戦争」NHK出版、キャッシュレス時代が始まろうとしています。1、観光立国の実現のため外国人のキャッシュレス決済に対応。2、現金のハンドリングコストの削減。貨幣製造コストは一年間で517億円かかる。3、金の流れを捕捉して税収を徹底したい。デメリットは、自分の経済行動をすべて把握されてしまう。必要なのは我々消費者が自己防衛のためどんな策を講じられるかにかかる。
●「限界都市 あなたの街が蝕まれる」日本経済新聞社編、人口減を前提にした都市のありようを探り、老いた建物の放置のままの新規建物の抑制、空き家の活用、老朽マンションの円滑的建て替え、公共施設の統廃合、足し算ではなく引き算の政策事業のモデルケースを積み上げていくこと。
●「江戸暮らしの内側」中公新書ラクレ、江戸時代、平均寿命は30年ほど、江戸をはじめ多くの都市は木造住宅が密集していたため大火が頻繁に発生した。しかし、彼らは豊かな人生を送るために、平和の維持を心掛け、できるだけ人生を楽しもうという思いを持ち続けた。安政東海地震後、ロシア人司教がたまたま来日しており同情をこめて見舞っているうちに全財産を失った日本人と出会う。「過ぎ去ったことは悲しんでも始まらい」と彼らは悲しみの代わりに笑顔で笑っていたという、その笑顔に感嘆したと書き残している。
●「縄文時代の歴史」講談社現代新書、今、1万年続いた世界史上ユニークな縄文時代がブームである。どんなものを食べていたの、農作は、平等な時代、縄文土器は鍋だった。平均寿命、縄文時代はなんと15歳、、、!
●「北斎 富嶽三十六景」岩波文庫、全四十六点、すべてカラーの説明付き、
●「国際線機長の効き対応力」PHP新書、未来を変えるために、将来を予測して今行動する」力がパイロットの本質、前方に積乱雲が見えギリギリではなく余裕を持ち管制官に避ける許可を申請する。エンジン故障、緊急脱出、あらゆるリスクに備え、今、行動する。

 

ザ・戊辰研マガジンVol.16、本日発刊です。表紙は皇居にある「坂下門」です。幕末の「坂下門外の変」、昭和の「二二六事件」と時代の転換点に遭遇した坂下門、重みが感じられます。 下のURLをクリックし、どうぞ中にお入りください。

https://boshinken.publishers.fm

1月27日は戊辰研の新年会で上京して来ました。日帰りで慌ただしかったのですが、関東の友人たちとも久しぶりに会えて充実した一日でした。午前中は東京駅近くの三菱一号館美術館で「フィリップス・コレクション展」を見学、なんとこの美術館は1921年に、NY近代美術館より早くアメリカの近代美術館を扱う最初の美術館として開館しました。こちら倉敷の大原美術館に成り立ちが似ています。ボナールの作品が多くあり、ファンとしては必見ですね。それから、八重洲ブックセンターで歴史作家の星亮一先生とお会いし、いろいろなお話をさせて頂きました。お元気でした!最新作「呪われた戊辰戦争」を持たれニッコリされておられます。