みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

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Monthly Archives: 10月 2019

●「救急車が来なくなる日」NHK出版新書、高齢者だらけの救急現場、搬送されてくるのは圧倒的に70-80代、若い人の急病に対応できない。ベッドは高齢者で埋まっている。救急診療に専門医がいない、専門医不在で小児が死亡。
●「非常識な教え」SB新書、子供の主体性を尊重してやる。「子供部屋の片づけ」を言わない。その乱雑さの中から、何かを発見するものだ。また「失敗は悪い事ではない」ということを教え続けること。
●「明るい不登校」NHK出版新書、小中の不登校は14万4千、子供の数が減っているにも拘らず、小学生の不登校が増えて続けている。その子、その子にあった自立への道がある。それを丁寧に見つけ、整え、共に進んで行く、子供の個性が花開く。既成の学校に合わない子供たちには豊かな個性が埋もれている。
●「日本の海が盗まれる」文春新書、日本の海で不法操業する韓国や北朝鮮漁船、、協定を守らない中国、先送りを止め、英断を下さなければ尖閣諸島は奪われてしまうだろう。
●「8050問題の深層」決して他人事ではない、親子共倒れの真実。1万人を超えた引きこもり。縮小し、脆弱化する家族。どこで子離れ親離れをするか、そのタイミング。限界家族をどう救うか。我が国は一度社会から離脱した人を支える仕組みが乏しい。

東京電力の元経営人の無罪判決が出た矢先、今度は関西電力の幹部らが地元有力者から3億円を超える金品の受領があったとされる事件がテレビや新聞紙面で賑わいを見せています。普通、贈収賄罪というのは公務員に適用される罪で、一般の会社の取引で金銭の受け渡しがあっても、これはモラルの問題だけであって罪にはなりません。しかし会社法には会社取締役贈収賄という法律があり、特に公共的性格のある事業に関してはこれが適用されます。電力会社の幹部による今回の事件は衝撃的なニュースであります。
先日の毎日新聞の余録にこんな記事がありました。
“黒船来航の直前のことだ。蘭学を学んだ勝海舟が唐津藩から大砲製造を頼まれ、自ら設計して鋳物業者に発注した。数日後、家に鋳物師が訪ねてきて、持ってきた包みを「お神酒料でございます」 と差し出した。中身を聞くと300両の大金で、1,000両の製作費のうちこの程度を発注者に渡すのがしきたりという。その分は材料の銅の質を落として捻出すると聞いた勝は、怒るでもなく俺は要らんから、ちゃんとした材料を使えと突き返した。この話が当の鋳物師から幕閣に伝わり、勝の出世の道が開けたというから歴史的にも重要な逸話といえる。“
関電の幹部は、勝のようにその金品はどのように捻出したのかも聞かず黙って受け取ったという事です。この関電幹部に処分が下るのか下らないのか分かりませんが、国民が納得する形で終わって欲しいものです。
本日10月7日、戊辰研マガジンVol.24 を発刊致しました。
どうぞご覧ください。

「大阪あそ歩」の、幕末、新撰組、戦国、なんでもござれの名ガイド、桜 宝寿さんが本を出されました。ザ戊辰研マガジンでは、勝海舟さんとして書いておられます。「京坂 龍風録
坂本龍馬・五代友厚を中心に 大阪・京都でまち歩き、史跡案内はパーフェクトです! 1300円、、 アマゾンでどうぞ!

内容紹介

幕末期、幕府の権威の失墜とともに、朝廷のある京都の政治的地位が上がり、多くの幕臣や藩士、草莽の志士たちが、京・大坂に参集してくることになった。  対立・友好・恋愛・忠義・斬り合い・戦争などなど、人々の様々な生きざまが我々を惹きつける。まちの景色は変わってしまったが、古い町では意外と町割りや橋、地形、地名などが残されている。
本書は坂本龍馬と、お龍や五代友厚など、彼にゆかりのある人物を中心に、大坂や京都での史跡をめぐる際の手助けとなる書である。石碑や銘板が設置されている場所も、史料上にはあるものの、まだ顕彰されていない場所も、現地に立てば思いは格別である。ひょっとしたら、龍の風が頬をかすめるかもしれない。彼らの残した痕跡を追って面影を偲び、本書を読み進めていただきたい。

オンデマンド (ペーパーバック): 100ページ
出版社: デザインエッグ社; 1版 (2019/9/16)
ISBN-10: 4815013403
ISBN-13: 978-4815013400
発売日: 2019/9/16