みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

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Monthly Archives: 12月 2019

新刊『浪士研究への提言』、12月29日から通販を開始とのこと、 よろしくお願い申し上げます。

 師走に入り、何かとあわただしい時期となりました。
平成から元号が変わった令和元年、事件に事故に自然災害、そして消費増税に軽減税率。いろいろと惑わされた一年でした。 そんな中、ザ・戊辰研マガジンは発刊してから2年を経過することが出来ました。 これもひとえに、読者の皆さま、戊辰戦争研究会の皆さま、そして当マガジンの編集者の皆さまのおかげと感謝しております。
さらに今年は星先生の「会津藩燃ゆ」「武士道の英雄 河井継之助」が立て続けに発売となり、書店の棚の賑わいとなっております。
愛読者が増えることが著者の糧。マガジンともども引き続きご愛読下さいますようお願い申し上げます。
どうぞご覧下さい。

https://boshinken.publishers.fm/

数年前、大同生命大阪本社(大阪市西区)の特別展示で見学し、写していた物が出て来ました。大同生命の礎を築いたのは大坂屈指の豪商「加島屋」で、江戸期には幕府の金融政策などにも深く関わっていました。「預申金子之事あずかりもうすきんすのこと」と書かれたこの文書は、金四百両(現在の貨幣価値で約二千万円)を月四朱つきよんしゅ(〇・四%)の利息で借り、翌年五月までに返済するという内容の証文です。借用主として署名しているのは、「新撰組鬼の副長」と呼ばれた土方歳三、そして、保証人として局長の近藤勇。借用書には翌年5月に返済と記されていますが・・・返済されなかったそうです。