Monthly Archives: 10月 2020
「竜馬がゆく」を久しぶりに読み返しています。
2010年、大河ドラマは龍馬と決まりました。長い道のりでした。その10年前に「竜馬がゆく」のリメイクをして欲しいと、全国で懸命に署名活動を行いました。その中には、若くして亡くなった友の署名も含まれています。恋人と桂浜の龍馬像を見に行きたい、願いも虚しく没しますが、龍馬は来てくれました!
江戸期の男にとって長男に生まれるか否かでは、決定的な違いがあった。長男は親と同じ程度の行き場所は与えられたが、次男以下は余程のことがない限り世に出て行くことは難しい。龍馬が他の志士たちと比べて著しく経済観念が発達していたのも、龍馬が次男だったことが一つの要因ではないか。 龍馬は、倒幕後、どういう世の中にしたいのか、という具体的なイメージがあった。西郷・大久保・木戸らは、倒幕のみ目が行き、具体的なイメージは持っていなかった。彼らと龍馬が明らかに違う面を考えた時、ある一つの事実が浮かび上がる。彼らが長男だったことに対して、龍馬は次男だったのである。 次男は身を立てるすべてを自分で身に付けなくてはならない。その気概があったからこそ、龍馬は浪人の身でありながら、商社や艦隊までも造る事ができたのではないだろうか。(龍馬の金策日記―維新の資金をいかにつくったか 竹下倫一 祥伝社新書より)
情報が整理されていない昭和三十年代、幕末の時代背景を掴み取り超一流の時代小説の傑作「竜馬がゆく」を執筆した司馬遼太郎の偉大さが分かります。
ザ・戊辰研マガジン2020年10月号Vol.36を発刊 – 山本覚馬
2020/10/07 (Wed)
山の木々も少しずつ色づき始め、観光シーズン到来です。GoToトラベルで観光地も賑いが戻ったかのように見えます。
コロナで経済的に苦しむ人もいれば、影響をまったく受けず裕福に暮らす人もいます。廃業する店や企業が増えている一方、東京湾岸の高層マンション等の売れ行きは伸びているといいます。貧富の差は増すばかりです。
私の知っている割烹旅館では、板前さんたちが料理を作らずマスクを作っています。生き延びるのに精いっぱいの努力をしています。包丁をハサミに持ち替え奮闘していますが、やはり板前さんは包丁を持たないと様になりません。早く正常な世の中に戻って欲しいと切に願います。
本日、ザ・戊辰研マガジン2020年10月号 Vol.36 を発刊致しました。当マガジンは初刊から3年の月日が経ちました。これも一重に読者の皆さま、執筆されている皆さまのおかげと感謝しております。これからもどうぞ末永くご愛読の程お願い致します。
https://boshinken.publishers.fm/
●「盛岡藩と戊辰戦争」 佐藤竜一・著、、盛岡藩を勉強しようと気構えましたら、新聞や雑誌などに発表された短編集でした。宮沢賢治は東京の丸ビルで最新のエレベーターによく乗ったという。代表作「銀河鉄道の夜」、賢治はエレベーターで縦方向に移動しながら、鉄道が陸ではなく、空高く銀河を走って行くという壮大なイメージを膨らませていったのかも知れない、、宮沢賢治学会の理事長である佐藤竜一さん、賢治の話題が多く楽しませて頂きました。
●「もの忘れをこれ以上増やしたくない人が読む本」、講談社+α新書、記憶の巨大さ、図書館の書籍量2-3倍に匹敵。一晩、ぐっすり眠ると翌朝ひらめきがある。良質な睡眠が必要。驚くほど役立つのが深呼吸。足や各部の神経に充分酸素が補給される。良い姿勢で呼吸すると、胸部が自動的に広がる。姿勢を正して元気よくはっきりした声で話すこと。良い姿勢で颯爽と歩くと、人は集まってくれる。糖尿病と認知症は結びつく。よく噛み、咀嚼回数が増えれば、脳血液循環量は確実に増加する。ビタミンCが、認知症リスクを低下させてくれる。
●「「ゆで卵の殻をツルッとむく方法」、青春出版社、焼肉はその場でひっくり返さない(場所を変えないと油が移る)、魚のウロコ取りはペットボトルのフタで、(弾力があるので包丁より楽)、玉ねぎは冷やしてから切る(泪の元の刺激成分が消える)、卵は茹で始めに少しヒビを入れる。大根の下茹でには砂糖をプラス、エビは殻つきのまま茹でる(殻をむいて茹でると身が縮む)、レタスは軽いものを選ぶ(重い物は育ち過ぎて柔らかくない)、もやしは冷凍できる(味の浸みこみがよくなる)
●「頭のいい人の説明はたった10秒!」、青春出版社、懇切丁寧な説明は、分かり難い。始めに結論を出して、その後で補足すること。「ほめ上手」は「話し上手」、聞き上手になることである。