みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

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Monthly Archives: 3月 2021

東日本大震災からまもなく10年が経とうとしています。あの日の出来事は皆さんの脳裏にしっかり刻まれているのではないでしょうか。3分間続いた揺れは家屋や道路を破壊し、そして海沿いの町を津波が襲い、この世の終わりではないかと思うほどの惨状でした。その後、福島第一原発が水素爆発。私の住むいわき市の人々は急いでいわきを脱出し、街はゴーストタウンと化したのです。
 あれから10年が経ちますが、いまだに行方の知れない方が2,527名おられます。
 行方不明になっている娘を探すため、海に潜り娘の手がかりを探している父親がいます。墓も建てられ墓掃除には行きますが、決して手を合わせない父親。「だってそこに娘はいないのだがら。娘は海の中…」と言って、今日もまた海に潜る父親の姿がありました。行方不明者のご家族に10年という節目は無いのです。
 間もなく3月11日午後2時46分が来ます。静かにお祈りを捧げたいと思います。
 さて、本日、ザ・戊辰研マガジン2021年3月号 Vol.41を発刊致しました。どうぞご覧ください。ザ・戊辰研マガジン (publishers.fm)

●「新型コロナ7つの謎」、講談社ブルーバックス  8割以上の人が順調に治るという点ではインフルと変わらないが、残り2割の うち、高齢者では症状が重くなり死に至る。コロナの恐ろしさは重症化にある。若 者でも後遺症が残るという点では明らかに異なる。インフルは感染してすぐ症状 が出て他人に移すことが少ないが、コロナは無症状の人が感染を広げている。未 知の部分は多くある。決定的ワクチンはまだできていないが、人工抗体のような 極めて有望なものが出現してきている。マスクをする、三密を避ける、換気する が有効であることがわかってきた。

●「本当は危な国産食品」、新潮新書、 残念なことに日本のお茶から100%、ネオニコチノイド系農薬が出ている。麦茶やウーロン茶からは余り検出されず。国産 は安全のまやかしである。輸出すれば検疫にはねられるほど高い。残留基準値が 緩すぎる。ネオニコには神経系に対する毒性がある。農薬に対する怖さを知れば、フランス のように価値観の転換が起こり、有機食材が増える。日本もこの先変わらなけれ ばならない。

●「免疫力は食事が9割」、青春出版社 骨付き肉も鶏肉も煮魚も、レモンと煮て食べると免疫細胞が活性化する。ブロッ コリー、切って五分放置すると免疫力がアップする。オクラは茹でずに生がよい。 ご飯を炊くとき、豆乳を少し加える。

●「疫病て病の化学」、講談社ブルーバックス 生体の中では毎日何千というがん細胞ができるが、これを見つけて殺すという作 用をしているのがNK細胞。ストレスにより大きく減るので、ストレスが多いと癌 になりやすい。

●「米中冷戦とアフター・コロナ」、講談社現代新書、 今後、米中新冷戦に見舞われるだろうが、AI,5Gなどの先端技術がでてくるであ ろうアフターコロナ、縮小されるであろう日本ではあるだろうが、しかし、幸福 な日本は見えてくる。悲観することはない。江戸時代、世界の大国ではなかった が3千万の日本人が260年にわたり、「太平の世」を謳歌した。