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幕末の江戸幕府で老中を務めた備中松山藩の元藩主・板倉勝静(かつきよ)(1823~89年)が明治7(74)年、かつての家臣に送った書状が、高梁市内で見つかった。廃藩置県(71年)によって生活が苦しくなった旧藩士を思いやる内容。市教委は「藩が消滅して制度的な関係が断たれた後も両者に深い結び付きがあったことを物語る興味深い史料」とし、山田方谷記念館(向町)で公開している。
書状は廃藩置県から3年後の74年2月19日付。板倉家の事務を担当していた神戸秋山、後に第八十六国立銀行(現中国銀行)の初代頭取を務める堀周平の元家臣2人に宛てている。藩が管理する吉岡銅山(現成羽町坂本)の売却金などの資本を生活困窮者のために使うべきと考えた2人に対し「至極もっとも」と賛同。勝静が登用し、藩の財政改革を成し遂げた山田方谷(05~77年)に相談するよう助言している。
直前、明治政府に対する士族の反乱・佐賀の乱が起こったことにも言及。「(資本の活用方法を相談しに)高梁に向かいたいが、しばらく見合わせた方がいい。お二人に東京に来てもらうようにしたい」と依頼している。旧藩士を救おうと考えながらも、政府への反抗を企てていると誤解されることを恐れ、慎重に動かざるを得ない社会情勢だったことがうかがえるという。
市教委によると、戊辰戦争(68~69年)の勝者に比べ、勝静ら敗者側の史料は少なく、旧大名の心情が読み解ける書状は貴重という。書状は方谷のやしゃごで同館の山田敦館長(67)が自宅に保管していた。山田館長は「旧藩主らが新たな時代をどう生きようとしたのかを感じてほしい」とする。
8月31日まで。問い合わせは同館(0866―22―1479)。
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今年の東北地方南部の梅雨は、観測史上最速、最短といわれています。やっと梅雨入りかと思っていたところ、あっという間に梅雨明け宣言。今年の梅雨は異常でした。連日の暑さに体も疲れぎみのところ、またコロナの感染者が増加して、第7波到来かと言われています。
屋外では、会話をほとんどしなければ不要となったはずのマスクですが、この第7波で脱マスクは進まずじまいになりそうです。
さて、本日、ザ・戊辰研マガジン2022年7月号 Vol.57 を発刊致しました。
どうぞご覧ください。