みちこの幕末日記

   世に生を得るは事を成すにあり。

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Monthly Archives: 10月 2023

戊辰戦争では、当時の会津藩は鳥羽・伏見の戦いで「朝敵」とみなされ、その後も新政府軍と抗戦。今回の会場にもなっている鶴ヶ城では、1ヶ月にわたる篭城戦の末、朝敵という汚名を被ったまま降伏することになりました。白虎隊の悲劇もこのときに起こっています。
 しかし、その約60年後、昭和天皇の弟・秩父宮雍仁親王(ちちぶのみや やすひとしんのう)と会津藩主・松平容保の孫娘・松平節子姫がご成婚。これは「会津は朝敵ではない」と皇室から示されたことになります。当時の会津の人々は、この報せに大変喜んだそうで、『会津まつり』は、お二人のご成婚により会津藩の復権が叶った「祝いと喜び」の精神を後世に伝えるため始まったといわれております。
 今年の『会津まつり』は、9/22~9/24に開催されました。4年ぶりフルに開催され、「会津藩公行列」では先人によって紡がれた縁により全国の会津ゆかりの地から、昨年にも増して多くの方々に参加していただきました。
「会津は第二のふるさと」と公言する特別ゲストの綾瀬はるかさん。そして、綾瀬さんと同じ想いで、会津を誇りとして県内外より会津まつり各行事に参加される大勢の皆さん。お一人お一人が様々な想いを胸に参加してくださいました。
 実行委員会事務局の会津まつり協会によると、3日間の観客数(参加者含む)は23万1500人だった。4年ぶりに全行事が行われたこともあり、昨年の12万4500人から大きく増えた。協会は「天候にも恵まれ、例年よりも多い観客数となった」としている。
ザ・戊辰研マガジン (publishers.fm)